第17回「短歌の現代語訳」


日時:2019年10月27日(日)14〜17時

場所:東山いきいき活動センター 301号室

司会:宮嶋 千紘

テーマ:「短歌の現代語訳とこれからの短歌」

明治の新星女流歌人と囃された与謝野晶子の歌集「みだれ髪」に収録された短歌を現代風短歌に昇華した俵万智の歌集「みだれ髪—チョコレート語訳—」をご存知でしょうか。

明治期に活躍した与謝野晶子。彼女の短歌にはこの時代の女性にはあるまじき激しさやむき出しの情熱、大胆さが秘められていました。

そんな晶子の奔放な作風に魅了された俵万智が晶子の歌集を現代風の短歌に翻訳した歌集、それが「みだれ髪—チョコレート語訳—」です。


〈春はただ盃にこそ注ぐべけれ智慧あり顏の木蓮や花〉

《青春はグラスに満たす赤ワイン 木蓮の白なんか無視して》


〈ふとそれより花に色なき春となりぬ疑ひの神まどはしの神〉

《ちょっとしたことであなたを疑ったその日から色を失った恋》


〈やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君〉

《燃える肌を抱くこともなく人生を語り続けて寂しくないの》


今回のワークショップでは与謝野晶子と俵万智の短歌の鑑賞、また昔の歌人の短歌を現代語へ翻訳するという作業を通じ、現代における短歌の広がりと可能性を楽しみたいと思います。


参加費:1000円
ご予約は workshop301@outlook.com まで



workshop 301

301は様々なジャンルの職業、創作、研究等を行うメンバーが集う句会歌会です。新たな視座や活動領域を作っていくための一般公開ワークショップを定期的に企画しています。このサイトではスケジュールを告知していきます。どなたでもお気軽にご参加ください。 お問合せworkshop301@outlook.com(山本)

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